1世紀半の歳月が刻む、茶重の歴史

文久3年(1863年)、塚本重助が飯南郡松坂大字松坂新町に「茶重商店」を創業。
大正2年、2代目伊之助が婿養子に入り、「のれん」を引き継ぎます。
2代目伊之助が大正、昭和と南伊勢市場仲買人代表として、主に山陰、山城、宇治、仙臺(仙台)へと伊勢茶の普及に尽力し、「茶問屋 茶重商店」の基盤を築きました。
目利き茶人としても信頼の厚かった伊之助の栽培と製造へのこだわり。約150年の歳月をかけて代々引き継ぎながら磨きをかけ、今も息づいています。

(有)茶重商店
代表取締役 6代目店主
塚本泰弘

店舗の様子

茶重のくつろぎスペース

お茶と陶器のお店なのに、店内のいたるところにあるソファやベンチ。
「日々忙しく過ごされる方が、ふっと心落ち着く空間に」という思いから、一服できる場所があります。
観光などで疲れた足、乾いた喉を潤す際にも、遠慮なくご利用・おくつろぎください。
お客様や季節に合わせたお茶で、おもてなしいたします。
※現在、感染予防のためお茶のおもてなしは控えております。

茶重のシンボル仁王像・羅漢像

茶重のシンボルでもある、店頭の陶像。
昭和17年、松阪万古焼の佐久間芳丘氏が制作した金剛力神像と羅漢像です。(愛称「仁王さん」)
現在の駐車場に店舗があった昭和の時代は、2階から新町商店街を見守っていました。

躍動感があり、今にも動き出しそうな2体は、昔と変わらず、茶重のシンボルとして店頭でお客様を出迎えています。

店内からは、後ろ姿などもご覧いただけます。
なお、現在2体を囲うのは、江戸時代に江戸で流行した松阪の伝統織物・松阪木綿を使用しています。

茶重の看板

夜、格子の外観と共にライトに照らされて映し出される茶重の看板。
当店の展示会でもお世話になっている鍛金作家・土屋豊氏が制作した鍛金の看板です。

看板制作中、店主が長野県の工房を訪れ、看板づくりに少し携わることができました。

年々、雨風に晒されることで味を増す鍛金の趣にもご注目ください。

SDGs達成に向けた当店の取り組みについて

日本茶を急須で淹れることは元来、エコでサスティナブルな暮らしのひとつです。
そして、お茶を一番美味しく愉しんでいただける方法です。
当店は、私たちができる小さなことからサスティナビリティを考え、取り組んでおります。

  • ワークショップを通じて、お茶を淹れる美味しさ、愉しさを伝えております
  • ペットボトルの販売はしておりません(プラスティックゴミの削減)
  • マイボトルを推奨しております
  • 焙煎Lab.にて新鮮な「ほうじ茶」を提供しております(茶葉の食品廃棄ロスを削減します)

会社概要

会社名有限会社 茶重商店
屋号茶遊膳 茶重
屋号(カタカナ)チャユウゼン チャジュウ
店舗紹介三重県松阪市の深蒸し煎茶を中心に伊勢茶の販売。
及び陶器などの器、タペストリーやのれん、風呂敷などの和雑貨を販売しております。
創業1863年(文久参年)
設立年月日昭和24年12月27日
責任者代表取締役 塚本泰弘
郵便番号〒515-0075
住所三重県松阪市新町819
電話番号0598-21-0701
FAX番号0598-21-7820
店舗営業日・時間月~金10:00~19:00、土曜・祝日は18:00まで。年末年始・夏期休業あり
(日曜・第3月曜日は定休日)